四国ミュージアム研究会は、博物館・美術館・科学館・文学館・動植物園・水族館など、四国に立地するミュージアムの関係者有志によって2005年に結成されました。その前身には、1996年から毎年開催されてきた「四国地区歴史系学芸員・アーキビスト交流集会」の活動がありましたが、歴史に留まらず、ジャンルの枠を超えて、広くミュージアムがつながっていこうと生まれた研究会です。
前身から含めて、一貫しているのは４県輪番で開催する年に一度の研究会。共通のテーマで事例発表や討議をおこない、その勢いで夜な夜な宴に興じて交流を深めてきたこと。会則や入会金もない緩やかな繋がりのまま、学芸員等の有志が自主的な結集と討議の場を求めて世代交代しながら引き継がれ、時には出版活動やシンポジウムなども開催しつつ、今日まで継続されてきました。
四国のミュージアムはさまざまな魅力や可能性を秘めていると私たちは信じています。一方でミュージアムを取り巻く諸問題・課題が多岐に渡ることも理解しています。四国ミュージアム研究会では、それぞれの現場を抱えた有志が体験と知恵を持ち寄り、それぞれの地域社会で必要とされるミュージアムとなるために、これからも昼夜を問わず切磋琢磨していきたいと思っています。
おしらせ
研究会の開催について（2023.1.25）
コロナ禍につき、延期となっておりました四国ミュージアム研究会を３月１９日(日)、２０日(月)の日程にて開催いたします。テーマは「令和の博物館活動を考える」、会場は徳島県立博物館（文化の森総合公園内）となります。
令和２年３月の延期から３年ぶりとなる令和初の研究会となります。
年度末のお忙しいところと存じますが、皆様の御参加を賜れれば幸いです。