『博物館が好きっ −学芸員が伝えたいこと−』

・・・この本は,博物館や美術館,動物園,文書館など,広い意味での「博物館」で仕事をしている学芸員やその経験者などが,多くの方々にぜひミュージアムの世界を知っていただきたいという思いを込めて作りました。私たちは,ミュージアムという場所やそこでの仕事が大好きです。だからこそ,そのありのままを,またその意義を伝えたいと願っているのです。『博物館が好きっ!−学芸員が伝えたいこと−』というタイトルは,その思いから生まれました。・・・

 

                             「ミュージアムの世界へようこそーはしがきにかえて」より

書誌情報

書 名 博物館が好きっ!ー学芸員が伝えたいことー
発行年 2007年2月28日発行
編 著 四国ミュージアム研究会 編
発行所 株式会社教育出版センター
定 価 1,600円(本体価格)
ISBN 9784-905702-45-0

編集体制

編集委員会(※所属は刊行当時)
徳島県
長谷川賢二(徳島県立博物館)※総括
松下師一(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館)※庶務
香川県
野村美紀(香川県立ミュージアム)
愛媛県
進悦子(愛媛県総合科学博物館)
鈴木由紀(愛媛県美術館)
高嶋賢二(伊方町町見郷土館)
高知県
奥田奈々美(横山隆一記念まんが館)

目次(※執筆者の所属は刊行当時のものです)

 ミュージアムの世界へようこそーはしがきにかえてー

【 §1 あつめる/まもる 】
ローカルエリアにおける博物館活動のあり方:井上 隆文・下坂 憲子(東温市立歴史民俗資料館)
博物館は資料を集めるだけかー学芸員資料収集物語ー:須藤 茂樹(徳島市立徳島城博物館)
高知市立自由民権記念館を支える「人々と資料」:氏原 和彦(高知市立自由民権記念館)
より深く,より広く:徳平 晶(春野町立郷土資料館)
民俗と民俗資料館:梅野 光興(高知県立歴史民俗資料館)
資料の集成と博物館:郡司 早直(海陽町立博物館)
スタッフの見た博物館(資料館)の裏側!?:林 恵(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館)
美術館と作品収集:田口 慶太(香川県文化会館)
ニホンカモシカを知ることで見えた動物園:中西 安男(わんぱーくこうちアニマルランド)
高潮被災古文書と文化財ボランティアー観音寺市郷土資料館の場合ー:久保田 昇三(観音寺市郷土資料館)
博物館のお医者さんー保存科学担当学芸員としてー:魚島 純一(徳島県立博物館)
【 §2 みせる/つたえる 】
展覧会と資料調査ー特別展「時代をつなぐ写真」の事例からー:野村 美紀(香川県歴史博物館)
課題調査,そして写真展の試みーアウトリーチの一つのかたちー:磯本 宏紀(徳島県立博物館)
パネルとキャプションー展示の中の文字情報ー:御厨 義道(香川県教育委員会;前香川県歴史文化博物館)
生き生きとした常設展示を求めてー模索の中でー:長谷川 賢二(徳島県立博物館)
まんが展示試行錯誤:奥田 奈々美(横山隆一記念まんが館)
展覧会ができるまで:西田 多江(愛媛県美術館)
『展覧会の絵!』の楽しみ方:鈴木 有紀(愛媛県美術館)
絵とお話ができますかー誰もがポッケに持っているカギー:竹内 利夫(徳島県近代美術館)
美術館ってどんな場所?:梅田 亜由美(女子美術大学美術館)
博物館で新潟の歴史を体感しよう:長谷川 伸(新潟市歴史博物館)
差別問題と向き合う展示:吉村 智博(大阪人権博物館)
【 §3 むすぶ/ひろげる 】
『佐田岬みつけ隊』が行く:高嶋 賢二(伊方町町見郷土館)
子供とともに学ぶー歴史を知る楽しみー:萩野 憲司(東かがわ市歴史民俗資料館)
史料保存と「人とのつながり」:山本 秀夫(香川県立坂出高等学校;前・香川県文書館)
ある朝,ミモカで。ー丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)における教育普及活動ー
                                :伊藤 佐和子(財団法人ミモカ美術振興財団)
サイエンス大好き!ー科学博物館と科学クラブの楽しい仲間達ー:進 悦子(愛媛県総合科学博物館)
中岡慎太郎館における「博・学連携」について:豊田 満広(中岡慎太郎館)
博物館の「出前」授業:土居 聡朋(愛媛県歴史文化博物館)
子どもたちみんなに美術の楽しさを届ける活動,はじまっていますー学校と美術館の連携についての報告ー
                                :森 芳功(徳島県立近代美術館)
学校と美術館:仲田 耕三(徳島県立近代美術館)
博物館から化石の面白さを発信:辻野 泰之(徳島県立博物館)
8パーセントは多いのか,少ないのか:松下 師一(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館) 
「自己理解」と博物館ー民俗を通してー:大本 敬久(愛媛県歴史文化博物館)
私の島にも博物館ができました!:中川 和(今治市村上水軍博物館)
町全体が美術館ー絵金蔵と町との関係ー:横田 恵(香南市立赤岡町絵金蔵)
地域とのコミュニケーション:東浦 博史(相生森林美術館)
「楽しい」美術館:河村 章代(高知県立美術館)
ー青の草について/The_Public_Underground_2006.museー:毛利 義嗣(高松市歴史資料館)
アメリカ博物館事情:胡 光(香川県歴史博物館)

 ミュージアム・インデックス (執筆者所属施設情報)

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